フェイキックIOLにも合併症はある?

フェイキックIOLにも合併症はある?

フェイキックIOLにも合併症のリスクがあります。人工のレンズを角膜の下に埋め込むわけですが、基本的には拒絶反応の心配はありません。しかしレンズの影響によって眼の正常な組織に障害が発生し、水晶体に傷がつくという危険もゼロではありません。これにより、水疱性角膜症や白内障などの合併症になる可能性があるのです。

 

フェイキックIOLで合併症になるケース

眼の中にレンズを入れることは白内障治療に用いられる方法であるわけですが、視力が低いものの正常な眼にレンズを埋め込むフェイキックIOLの影響によって、逆に白内障になるケースも報告されています。これは、レンズによって眼の水晶体に傷がつくなどの影響があり、水晶体がにごってしまうことによるものです。しかしレンズが悪影響を及ぼしていると分かった時点でレンズを取り出すことによって、通常は白内障になりかけても戻すことができるとされています。発症の確率は100人にひとりほどだと言われています。

 

他の合併症のケースとしては、水疱性角膜症があります。これは、角膜を透明に保つ役割を持つ角膜内皮細胞に障害が発生し、その透明性を維持できなくなった状態です。白内障の場合と同じくレンズが角膜に傷をつけるなどの良くない影響を及ぼし、角膜内皮細胞の数が減ってしまうことによります。こちらの発症率も100分の1程度とされています。

 

さらに手術中に感染症になることで、眼が炎症を起こすケースもあります。さらに眼圧異常が発生したり、度数のズレなどがあって手術後に視界が不明瞭になるという可能性もありますが、実績のあるクリニックなら可能性は低いものとしてよいでしょう。

 

合併症が起こったらどうするか

フェイキックIOLの合併症は、手術後比較的すぐに分かる場合がほとんどです。落ち着いて手術を受けたクリニックに連絡し、レンズを取り出すなどの処置を行なえば完治させることができると考えられます。術後の違和感や充血、ぼやけなどには十分注意しましょう。